パンに練りこまれていたり、スイーツにトッピングされていたりするドライフルーツ。チョコレートがけされているおしゃれなドライフルーツもありますね。ドライフルーツは栄養価も高く、生のフルーツにはない食感やホッとさせてくれる甘味があるので少量でも満足できる間食としても楽しめる存在です!
このページでは、
- ドライフルーツとは?
- ドライフルーツの作り方とは?
- ドライフルーツによく使われるフルーツとは?カロリーもご紹介
- おすすめドライフルーツチョコレート
といった内容をお伝えしていきます!
目次
1.ドライフルーツとは?
ドライフルーツとは、生のフルーツの水分をさまざまな方法で少なくしてフルーツ中の糖濃度を高めた乾燥果物です。
生のフルーツを乾燥させると、生のフルーツよりもかさが減ります。加えて、フルーツ中の水分が減ることでカビや菌などが増えるのを抑えられるため、フルーツを運びやすくなり、保存性も上がりました。
農林水産省によりますと、ドライフルーツはだいたい3~6ヶ月という長期間の保存が可能です。ドライフルーツとは、食べ物を冷蔵して蓄えておく技術や、食べ物を新鮮なまま運ぶ技術が未発達な時代に誕生した食べ物で、当時の栄養源としても重宝された食べ物なのです。
2.ご家庭でのドライフルーツの作り方とは?
ご家庭でドライフルーツを作る魅力は、素材選びから自分でできることです。オーガニックフルーツを使って安心が目に見えるドライフルーツを作ることや、国産原料にこだわってみることも可能です。自家製ドライフルーツは、ドライフルーツを作る前から楽しめます。
ご家庭でのドライフルーツの作り方とは?
それでは、ドライフルーツを作るための下準備から始めましょう!
まず、ドライフルーツを作るために使うフルーツの下準備をします。フルーツの下準備は、以下の手順で行います。
- ドライフルーツを作りたいフルーツをよく水洗いし、ペーパーなどで水気を拭き取る
- 皮をむいて作りたい場合は、皮むきをする
- フルーツをカットする(まるごとドライフルーツにする場合はカットしない)
皮つきのまま作りたい場合は、皮をむかずにカットしていきましょう。
フルーツのカットは、あなたの好みの厚さや形にしましょう。フルーツをカットする厚さの目安は、だいたい5ミリ以下にすると乾きやすいです。
フルーツの形は、輪切りやいちょう切り、ダイスカットなど、あなたの好みの見た目や噛みごたえになりそうな形にすると出来上がりがより楽しみになりますね。
下準備をしたフルーツを乾燥させます。
カットしたフルーツを乾燥させていきます。ご家庭でのドライフルーツの作り方は、以下の2つの方法があります。
- 自然乾燥
- 電子レンジで加熱してから自然乾燥
それでは、2つのフルーツの乾燥方法をご紹介します。あなたに合ったフルーツの乾燥方法を見つけてください!
(1)自然乾燥
ドライフルーツが誕生した時から続いている乾燥方法です。自然乾燥は天日干しとも言います。フルーツを敷物や干し網の上に載せて、風通しと日当たりのよい場所に置きます。乾燥中のフルーツは、ときどきひっくり返すようにしましょう。
自然乾燥は、カットして載せたら後は待つだけでドライフルーツが完成するので、一番取り組みやすい方法でしょう。自然乾燥は、太陽や風といった自然の恵みを利用して乾燥させるため、天気や虫などに注意しましょう。
(2)電子レンジであらかじめ加熱してから自然乾燥
自家製ドライフルーツの乾燥を早めるために、電子レンジで加熱してから自然乾燥するという、ひと手間加える乾燥方法があります!
果汁や水気をふき取ったカットフルーツをクッキングシートに並べて、電子レンジで加熱していきます。加熱時間は20秒単位など細かく設定して、フルーツが焦げないように注意しながら加熱します。加熱して出てきた水分をペーパーなどで拭き取り、再加熱します。電子レンジでの加熱を何度も繰り返して、ある程度水分がなくなってきたら自然乾燥で乾燥します。
3.ドライフルーツを工場で作る場合の作り方とは?
スーパーなどで手に入るドライフルーツって、さまざまな食感のものがありますよね。
工場では特殊な機械を使ってドライフルーツを作っています。工場で作られたドライフルーツは、工場での作り方によって食感や質感といった出来上がりが変わってきます。
工場でのドライフルーツの作り方は、以下の5つです。
- 熱風乾燥
- フリーズドライ製法
- 真空フライ製法
- 減圧乾燥製法
- 糖置換製法
それでは、熱風乾燥からご紹介します!
(1)熱風乾燥
熱風乾燥とは、熱い風を利用した乾燥方法です。だいたい80℃くらいの熱風をフルーツにあてて一気に水分を飛ばします。
熱風乾燥でドライフルーツを作る場合、熱風を送ることで乾燥できるため、低コストでドライフルーツを作ることができます。熱風乾燥のメリットは、乾燥時間が短くて済むため比較的低コストで作ることができることでしょう。
(2)フリーズドライ製法
フリーズドライ製法とは、およそ-30℃という低い温度で先にフルーツを急速冷凍してから、一気に水分を飛ばす製法です。
水分を凍らせてから一気に凍った水分を飛ばすことを「昇華」といいます。
今、私たちが生活しているこの空間の圧力は、大気圧と呼ばれています。水が凍った状態で、周りの気圧が大気圧から「負圧」と呼ばれる「真空」の状態になると、氷という「固体」から水蒸気という「気体」へと一気に変化するのです。
フリーズドライ製法とは、熱をかけずに気圧と水の状態の変化を利用した乾燥方法なのです。
フリーズドライ製法のドライフルーツは、熱による影響が少ないため、色合いや栄養素などの変化が少なく作れます。加えて、フリーズドライ製法のドライフルーツは形が残りやすいため、食感がサクッとなる特徴があります。
(3)真空フライ製法
真空フライ製法とは、真空状態にしたフライ機器内でフルーツを低い温度の油でフライして乾燥する製法です。
水が沸騰する温度を「沸点」といいます。私たちが家で水を沸かすとおよそ100℃で沸騰しますが、私たちが生活している大気圧よりも負圧な山頂で水を沸かすと沸点が下がり、100℃よりも低い温度で沸騰します。真空フライとは、気圧の変化による沸点の低下を活かした乾燥方法です。
真空フライ製法は、減圧フライ製法、バキュームフライ製法とも呼ばれており、油でフライするので油分を多く含む特徴があります。真空フライ製法で作られたドライフルーツは、パリッとした軽い食感になるのが特徴です。
(4)減圧乾燥製法
減圧乾燥製法とは、真空状態の乾燥機の中で低い温度の風をフルーツに当ててじっくり乾燥させる製法のことです。
減圧乾燥製法は、乾燥機内を減圧して負圧の真空状態にします。真空状態となった乾燥器内では水の沸点が下がるため、20~30℃といった低い温度の風で乾燥することができるのです。
減圧乾燥製法では、乾燥に使う風の温度が低いため乾燥するのに時間がかかりますが、フルーツ内の酵素を生かしたまま乾燥することができます。
減圧乾燥製法で作られたドライフルーツも熱による影響が抑えられているため、栄養素や色合いなどの変化が少ないドライフルーツを作ることが可能です。
(5)糖置換製法
糖置換製法とは、乾燥する前にフルーツ内の水分を糖に置き換えてから乾燥する製法です。フルーツを糖液に漬けることで、フルーツ内の一部の水分が抜け出して糖が入り込みます。
糖置換製法で作られたドライフルーツは、ほかのドライフルーツよりも糖度が高いドライフルーツとなるため、しっとりとした柔らかい食感へと仕上がります。輸入ドライフルーツによく見られる製法です。
4.ドライフルーツでよく使われるフルーツとは?カロリーもご紹介します
スーパーやコンビニエンスストア、通販などでよく見かける人気のドライフルーツは、以下の6種類です。
- あんず
- いちご
- イチジク
- デーツ(なつめやし)
- バナナ
- ブルーベリー
普段食べているドライフルーツのカロリーも気になるところですよね。そこで、生のフルーツとドライフルーツの場合でカロリーを比較しました!
日本食品標準成分表2020年版(八訂)によると、可食部100gあたりのカロリーは、以下の通りになります。
フルーツ名 | 生の状態 | 乾燥した状態(ドライフルーツ) |
---|---|---|
あんず | 37キロカロリー | 296キロカロリー |
いちご | 31キロカロリー | 329キロカロリー |
イチジク | 57キロカロリー | 272キロカロリー |
デーツ(なつめやし) | ー | 281キロカロリー |
バナナ | 93キロカロリー | 314キロカロリー |
ブルーベリー | 48キロカロリー | 280キロカロリー |
プルーン | 49キロカロリー | 211キロカロリー |
マンゴー | 68キロカロリー | 339キロカロリー |
レーズン | 69キロカロリー | 324キロカロリー |
生のフルーツとドライフルーツのカロリーを比較すると、いちごやあんず以外のフルーツはおよそ3~5倍カロリーが高くなることがわかります。ドライフルーツは水分が抜けた分、糖の濃度が高くなるため、カロリーが高くなるのです。
ドライフルーツは甘くておいしいことが魅力の一つですが、食べすぎないように注意しましょう。
5.愛情と手をたっぷりとかけて作られたドライフルーツを使ったフルーツチョコレートがあります
ご家庭で素材となるフルーツから選んで、あなた好みにじっくり作り上げるドライフルーツも魅力的ですが、工場ならではの高い技術が盛り込まれたドライフルーツも自家製ドライフルーツとは違った魅力があるということがご理解いただけましたでしょうか。
ここに、ドライフルーツの作り方のいろはをぎゅっと盛り込み、職人が丹精込めてドライフルーツをチョコレートがけしたフルーツチョコレートがあります。
フルーツチョコレートに使われているドライフルーツの原料は、全て国産で完熟のフルーツにこだわりました。
加えて、フルーツチョコレートのドライフルーツの水分量は、ドライフルーツのおいしさを保ったみずみずしいセミドライ食感を見極めました。フルーツチョコレートのドライフルーツの仕上げには、1かけずつ丁寧に品質チェックをしています。
たっぷりと愛情と手をかけてじっくり作られた、安心感とおいしさの両方を味わえるドライフルーツを職人が1つ1つていねいにチョコレートがけをしました。そんなこだわりのフルーツチョコレートをぜひ味わってみてはいかがでしょうか。いつものティータイムがより華やかで贅沢なひとときとなることでしょう。
>バレンタインチョコ人気通販「ひとくち‐HITOKUCHI‐」公式オンラインストアはこちら
まずはメール登録・公式LINEフォローで限定500円OFFクーポンゲットがおすすめです。
>メール登録はこちらから
>公式LINEフォローはこちらから
>オレンジプラリネチョコレート|オランジェット オレンジピール好きにおすすめ はこちらから