目次
1. ポリフェノールとは?
ポリフェノールは、植物が身を守るために作り出している物質です。ポリフェノールの種類は、自然世界の中で確認されているだけでも8000種類以上あると言われています。
植物が自然界で成長する上で、植物にとってストレスに感じる要素が主に4つあります。
• 紫外線
• 栄養不足になること
• 塩分
• 乾燥
植物が成長するためには、上記の4つのストレスに打ち勝てるポリフェノールという物質を作り出す必要があったのです。
特に紫外線は大敵。植物は紫外線対策のために、ポリフェノールの合成能力を獲得する必要がありました。
ポリフェノールは、紫外線を吸収して防御する役割と、紫外線により発生する活性酸素を消去する効果(抗酸化作用)の2つの役割を担っています。
2. 美容効果も期待!からだのさびつきを防いでくれる、ポリフェノールの抗酸化作用とは?
私たちが呼吸をすることで体の中に取り込んだ酸素のうち、数%の酸素が通常よりも活発な状態の酸素へと変化します。この活発な状態の酸素を、活性酸素といいます。
活性酸素は、からだの中の成分をさびさせてしまう「酸化」という働きがあります。
ポリフェノールの持つ抗酸化作用は、活性酸素をからだにとって無害な物質へと変えて、酸化によるからだのさびつきを抑えてくれます。
ポリフェノールが持つ抗酸化作用は、動脈硬化の予防やアンチエイジング効果など美容面においても効果が期待できます。
3. ポリフェノールの分類・種類と期待できる効果とは?
ポリフェノールは、以下の種類があります。
• ルチン
• イソフラボン
• アントシアニン
• カテキン
• ケルセチン
• ショウガオール
• カカオマスポリフェノール
• クロロゲン酸
それぞれのポリフェノールについて見ていきましょう。
ルチン
ルチンは、主にそばに含まれています。
ビタミンPとも呼ばれているルチンには、毛細血管を強くしてくれる働きがあります。
ルチンの働きによって強くなった血管では、血液の流れが良くなるため、動脈硬化や脳卒中の予防効果、高血圧の改善効果が期待できます。
イソフラボン
イソフラボンは、エストロゲンという女性ホルモンに似た働きをするため、植物性エストロゲンをも呼ばれています。
イソフラボンは主に大豆や豆腐に含まれており、女性ホルモンの働きを助けて女性ホルモンのバランスを整える効果が期待できます。
アントシアニン
アントシアニンは植物に含まれる紫色や赤紫色などを発色する色素で、ナスやブルーベリー、さつまいもや赤ワイン等に含まれています。
アントシアニンには、低下した視力の回復効果が期待できます。
カテキン
カテキンは主に緑茶に含まれているポリフェノールで、苦味や渋味の成分です。
カテキンは、私たちにとって馴染みのあるポリフェノールです。
カテキンには、ウイルスなどの殺菌作用やコレステロールの減少効果による動脈硬化予防にも期待できます。
ケルセチン
ケルセチンは主に玉ねぎやアスパラガスなどの緑黄色野菜に含まれているポリフェノールです。
ケルセチンは、脂肪の吸収を抑えてくれる働きがあるため、肥満やメタボリックシンドロームを予防する効果が期待できます。
ショウガオール
ショウガオールは生姜に含まれている辛味成分です。
ショウガオールには、殺菌効果や血の流れを良くする効果が期待できます。
加えて、胃液分泌を促進するはたらきもあるため、食べ物の消化活動を助けてくれるでしょう。
カカオポリフェノール
カカオポリフェノールは、主にチョコレートやココアに含まれています。
カカオポリフェノールには、血管を広げるはたらきがあるため、血圧を下げる効果が期待できます。
▼カカオポリフェノールとは?期待できる効果と1日の摂取量についてご紹介!もぜひご覧ください▼
クロロゲン酸
クロロゲン酸は、主にコーヒーに含まれています。
コーヒーを飲んだ時に感じる苦味やコーヒーの褐色は、クロロゲン酸によるものです。
クロロゲン酸は、脂肪の吸収を抑えるはたらきや発がん性物質の除去に効果が期待できます。
また、コーヒーを1日3杯飲む習慣のある人は、そうでない人と比べてシミが少ないというデータが出ています。
コーヒーをよく飲んでいるからといって、まったく対策をしなくていいわけではありませんが、ポリフェノールの抗酸化作用はとてもうれしい効果効能ですね。
4. ポリフェノールはこまめに摂取!ポリフェノールの一日の摂取量とは?
ポリフェノールは食品表示基準に設定されていない成分のため、一日あたりの目安摂取量が定まっておりません。
加えて、ポリフェノールは水に溶けやすい性質ですので、摂取すると短時間で作用するのですが、長時間はその効果が持続しません。
ポリフェノールの効果は3~4時間ほどしか続かないため、ポリフェノールはこまめに摂取することでより効果が得られやすいのでしょう。
間食として高カカオチョコレートを食べることもよいでしょう。間食は、一日200kcal以内を目安とし、食べすぎには注意しましょう。一口チョコもおすすめです。
ポリフェノールの摂取には、バランスの良い食事や適量のチョコレートなどでおいしく摂りましょう!
ポリフェノールはほとんどの植物に存在しており、抗酸化作用を持つ成分です。ポリフェノールの種類によって、殺菌作用や脂肪の吸収を抑えるなど期待できる効果はざまざまあります。
加えて、ポリフェノールの一日の摂取量は定められていないため、バランスの良い食事と適量な間食を利用しておいしく摂取しましょう!
5. おすすめチョコレート
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