甘いものは体に悪い、太るし……というイメージがあると思いますが、食べ方や摂取量によってそれは体に悪いものではなく、体によいものでもあるのです。チョコレートもそのひとつ。
チョコレートの原料であるカカオの効果効能を知って、たのしく積極的にチョコレートを生活に取り入れましょう!
目次
チョコレートの原料とは?カカオ?それともココア?
みんな大好きなチョコレート。ところで原料は何か知っていますか?カカオ?ココア?名前が違うだけで、同じものと思っているかも知れません。
チョコレートの原料は、カカオ豆を主としています。2つは全く異なるものではないけれど、厳密には違うものなのです。
カカオ豆は、カカオの樹にカカオポッドと呼ばれるフルーツがなり、その中にある種子のこと。
ココア(ココアパウダー)は、通常はカカオ豆に含まれるカカオバターを抽出した後のパウダー状のもの。
カカオの生産国と種類って?
カカオが生産されている国々は、赤道を挟んだ南北約20度の範囲に広がる「カカオベルト」と呼ばれる地帯に広がっています。
この地域は年間を通して降水量と気温が高めの、比較的湿気の多い地域になります。
カカオは寒さや直射日光、乾燥に弱く、とてもデリケートな植物です。
平均気温20度以上、年間降水量1,500mm以上の熱帯性気候の環境がカカオ栽培には必要です。
主要な生産国はアフリカ大陸のコートジボアール、ガーナ、そして「ひとくち -HITOKUCHI-」のチョコレートに使用しているインドネシアと続きます。コートジボアールは、世界の収穫量の1/3を占めるほど!
カカオは熱帯で栽培されているアオイ科の植物であり、なんとハイビスカスやオクラの仲間です。
カカオの種類は主に3つ。それはクリオロ種、フォラステロ種、トリニタリオ種です。
クリオロ種
古くから栽培されている品種。上品で豊かな香りを持ち、渋みのもとになるポリフェノールの量が少ないため、マイルドで優しい味わいが特徴です。
しかし、クリオロ種は収穫量が少ないうえに、病気や害虫にも弱いデリケートな品種です。
そのため、栽培が難しく、純粋なクリオロ種の生産量は、世界のカカオ生産量の3%に満たないと言われています。
フォラステロ種
病害に強く、収穫量が多いのがフォラステロ種です。
その育てやすさから、世界のカカオ生産量の約90%を占めるまで普及しました。
風味はしっとりとした苦味、ポリフェノールによる渋みが特徴です。
トリニタリオ種
そして、クリオロ種とフォラステロ種を交配させて生み出した交雑種が、トリニタリオ種です。
現在では中南米を中心に栽培されており、クリオロ種のような個性的で豊かな香りを持ちながら、病気にも比較的強い品種です。
アリバ種(アリバカカオ)
3つの主要品種に加え、アリバ種(アリバカカオ)という品種もあります。
これはエクアドル原産の品種で、華やかで繊細な香りを持っており、ビーントゥーバー(Bean to bar)としてシングルオリジンで楽しむだけでなく、ブレンドする場合のフレーバー要素としても使用されます。
カカオの品種の違いだけでなく、カカオの生育や発酵、乾燥時の気候条件はその都度変わります。くわえてカカオ豆の発酵、乾燥、焙煎といった加工技術が味に大きく影響します。
こうしてさまざまな要因がからみあうため、スモールバッチのビーントゥーバー(Bean to bar)のような大量生産しないチョコレートは、おそらく同じ味というのは存在しないのではないのでしょうか。
カカオってどんな風に育つの?
チョコレートの原料がカカオ豆ということは分かりましたが、カカオって一体どんな樹?そして、豆というけれど、どんな風に豆が採れるの?ということをご紹介します。
カカオの樹が育ち実をつけるまでは約3年から5年かかります。そしてカカオの樹の寿命はなんと100年以上になるものも。
カカオの実の大きさに比べ、花はとっても小さく真っ白な色をしています。
受粉後、小さな実ができ、5ヶ月〜6ヶ月後に収穫を迎えるのです。
これが、カカオの実で、カカオポッドと呼ばれます。
カカオポッドを割ってみると中には30〜40の粒がぎっしり。
カカオの実を割るのはちょっとしたコツと力が必要なほど、皮はとっても固く中の種はしっかりと保護されています。
真っ白な果肉の味は驚くほどの自然の甘さ。絞り出してジュースとして味わいます。
そして、チョコレートの原料となるカカオ豆はこの白い果肉の中に隠れているのです。
捨てるところがないといっても過言ではないカカオ。
まだまだメジャーではありませんが、カカオポッドの皮の硬い部分を料理に使うレシピを提案しているシェフもいます。
果肉の部分はジュースとして味わった後、発酵→乾燥→焙煎を経て、チョコレートの原料に。
さらに焙煎の後に、カカオ豆の皮を除去するのですが、これを使いカカオティーとして味わうこともできるのです。(上記の写真の左下が焙煎後のカカオ、上が除去した皮、右下がカカオニブ。)
カカオって奥深いと思いませんか?
カカオ(チョコレート)の効果とは?
カカオの学名は「テオブロマ」といい、ギリシャ語で神々の食べ物を意味します。
その学名を誇るだけあり、カカオには驚くほどの栄養素が含まれているのです。
カカオ豆を発酵→乾燥→焙煎したカカオニブは、スーパーフードとしても知られています。
カカオには実際はどんな栄養素と効果があるのでしょうか?
代表的なのは、赤ワインにも含まれるとして知られているポリフェノール。カカオにはこの天然の抗酸化物質とも呼ばれるポリフェノールが豊富に含まれています。
さらに、愛知県蒲郡市、愛知学院大学、株式会社明治によって行われた実証研究では、カカオポリフェノールを摂ることによって脳内の血流がよくなり、「BDNF(脳由来神経栄養因子)」が増加する。つまり、カカオポリフェノールの効果で体内のBDNFが増えることで、記憶力などの認知機能が高まる可能性が認められました。
▼カカオポリフェノールとは?期待できる効果と1日の摂取量についてご紹介!もぜひご覧ください▼
カラダだけでなくココロにも効果的なカカオ(チョコレート)!
心にも優しいカカオ。2014年にはダークチョコレート(ハイカカオチョコレート)を食べることで、ストレスを軽減するのに役立つという研究結果が報告されています。
そして、カカオは豊富なミネラルを持ちますが、そのなかでカカオはマグネシウムの最上の食品供給源と言われています。
マグネシウムは筋肉を弛緩させる働きをします。古代マヤ時代の文書には、カカオの儀式は「心を開く」意味があると書かれていたそうなのですが、最近ではマインドフルネスのようなカカオセレモニーも行われているそうです。
高品質のチョコレートを適度に生活に取り入れよう!
カラダとココロに良いカカオですが、大量に食べすぎてはよくありません。
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